プラスチックの材料として

今回も食品とは違った観点から、ユーグレナ(ミドリムシ・みどりむし)について書いてみたいと思います。ユーグレナ(ミドリムシ・みどりむし)は、実はプラスチック(バイオプラスチック)の材料としても注目されているのです。バイオプラスチックとは従来、主にデンプンや糖の含有量が多いトウモロコシやサトウキビから製造されています。バイオプラスチックの利点は、元来地上にある植物を原料とするため地上の二酸化炭素の増減に影響を与えないカーボンニュートラルの性質をもっていること、焼却する場合、燃焼熱が低いうえダイオキシン類が発生しないこと、生分解性プラスチックとしての性質を持つため、微生物によって水と二酸化炭素に分解させることができることなどが言われています。今年に入り、NEC、産業技術総合研究所、宮崎大学がミドリムシの成分を主原料としたプラスチックを共同開発したと発表しました。ミドリムシが作り出す多糖類に、ミドリムシやカシューナッツの殻から抽出した油脂成分を加えて作られたそうで、摂氏120度の高温でもグニャグニャにならず、従来のバイオプラスチックよりも熱に強いにも関わらず、加工のしやすさは、従来のバイオプラスチックや通常のプラスチックと同等だったそうです。人間の知恵、開発力は改めてすごいな~と思いました。と同時に、まだまだありそうなユーグレナ(ミドリムシ・みどりむし)の秘められたパワー、効果、有効性にこれからも期待していきたくなりました。

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